[:ja]ベトナム旅行記(1)早速実現。ぜひベトナムで確かめたかったこと。タンソンニャット空港〜ベンタイン市場[:]

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2月17日早朝
JAL79便にてタンソンニャット国際空港に到着する。どことなく、さっきまで我々が滞在していた羽田空港に似ているな…などと思いながらアプローチを歩いていると、「この空港は日本国の協力によって建てられた」旨のことが書かれた石碑が目に入ってきた。なるほど、道理で。以後、行く先々のいたるところで日本のODAやら円借款で作られた橋や道路を目にすることになるが、インフラには作る国の思想が良くも悪くも色濃く宿るので、形から雰囲気から何から似てくるのだと思う。まるで日本に居るんじゃあるまいかとの錯覚を起こすほど似ている。あれ、空港、引き返した?というくらい日本日本していた空港だった。

入国審査をスムーズに終わらせ、いざ市街地へと向かうと言う段階で、早速ちょっとしたトラブルが発生する。宿泊予定のホテルが送迎タクシーを用意してくれている手はずであったが、なかなか見当たらない。どうにかこうにか、それらしい運転手を探し、手当たり次第に「1区のこの辺に行くのだけれど」と話しかける。「OK、OK、待ってたよ」と笑顔で我々を迎える運転手。相槌しながら我々の荷物を後部座席へと軽快にぶちこんでいく。いざ支払いという段階で名前が違うことが判明。彼がもつネームボードには「Mr.BYRON某」の字が踊る。おいおい、盛大に違うぞ。これはマズいパターンじゃないか。

ラチがあかないので普通のタクシーを捕まえ、市内に向かうことにする。「これに乗っておけば間違いない」と評判の「VINASUN TAXI」をキャッチし、一路ホーチミンシティ市街地を目指す。

午前7時頃に市内中心部へ到着をする。ホーチミン市1区ベンタイン・エリアだ。ホテルに荷物を預け、近くの「LAMENDA CAFE」へ。四つ角に面する落ち着いた雰囲気のカフェで、BGMのジャズが心地よい。開放的なテラス席もあるのだが、疲れと気温差ですっかりヤラレていた我々は、エアコンの効いたソファ席に陣取る。

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今回の滞在中、頻繁にお世話になったLAMENDA CAFE
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水分補給をする

続いてはベンタイン市場へ。買い物でもしながら時間をつぶすことにした。ベンタイン市場は、市内の中心にある巨大な市場で、観光客目当ての観光マーケットと言ってよい。周囲はラウンドアバウトで囲まれ、バイクの洪水が昼も夜も絶えず渦を巻く。

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ベンタイン市場(Chợ Bến Thành)

観光客向けではあるけれども、市民の台所的役割もしっかりと果たしているらしい。構内に入ってすぐ目の前に広がったのは、肉、魚、その他諸々の地元食材屋が立ち並ぶ一角である。

一歩足を踏み入れたその瞬間である。東南アジアの市場特有の、あらゆる匂いがミックスされた、濃厚な匂いが鼻腔内に充満してくる。牛肉、豚肉、ラム肉、その他不明の細かい肉、肉、肉。続くのはカニ、鱒、南方のみに生息すると思しき川魚など。カエルも売っている。もしかするとメコンデルタ産の食用ネズミなどもあったかもしれない。それにニョクマム(ベトナムの魚醤)が混ざり、悪臭一歩手前、されど絶妙に違う、おいしい匂いを漂わせている。

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肉、肉、肉、また肉。ブッチャーストリートである

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まとめ買いをするお客が多い。訪れたのは7時過ぎということで、市民の台所であって云々というよりも、飲食店からの仕入れのお客さんが多かったように思われる。こういう風景は万国共通なのだ。

熱気がこもった市場の空気を震わせているのは100パーセント、ベトナム語。たぶん南部訛り。ベトナム語は、柔和で可愛げのある響きをする。心地よい。外国に来たこと実感するのは、こういう瞬間だと思う。

「お兄さんお兄さん」と流暢な日本語で駆け寄ってくるお姉さま、おばさま方の熱烈歓迎攻勢を軽やかに吟味しながら奥へ奥へと突き進んでいく。この市場は、どうやら漠然とながら商品ごとにお店がカテゴリー分けされているようである。雑貨、服、時計、などなど。カオスなのだが、妙な秩序を感じる。「お兄さん、ここ、なんでも、ある!」と自信満々な顔で日本語を繰り出し、タコのように私の腕に抱きついてくるお姉さんは正しい。本当になんでもありそう。まったく嘘を言っていない。

お兄さんイケメンねー。そうかい?ありがとう、などと囁きの応酬をし合いつつ、代わる代わる別のお姉さん方と一緒に徘徊する。Tシャツを買ったり買わなかったりする。

ところで、外国を訪れた観光客がまず慣れねばならないのは、通貨である。ベトナムの通貨は「ベトナム・ドン(VND)」だ。ベトナムでは紙幣のみが流通しており、硬貨は事実上存在していない。紙幣でまかないきれない細かいやり取りには、現物で行われることもあるらしい。このあたりに急激な経済成長の背景をみる。通貨について考えるきっかけにもなるので、市場は面白い。

例をあげると「ビール1本15,000VND」というのがベトナムの通貨感である。深夜便で到着したばかり、ナチュラル・ハイの頭も相まって、いざ出す際に実感が湧かない。15,000!!と躊躇してしまう。日本円に換算すると約80円なのだがネ。

 

チョーヨーイ

さて、突然だが、わたしには、ベトナムで是非とも確かめてみたかったことがある。わたしは10代の頃から開高健を愛好しており、とくに「ベトナム戦記」には衝撃を受けた。作中に不思議と頭から離れない箇所がある。

“ホテルの食堂ではベトナム人の給仕頭がいやらしいくらいたくみなフランス語を話し、サイゴンからきた金持どもがKintamaの皺をのうのうとのばして太鼓腹をそりかえらせて食事していた。着飾った才槌頭やビリケン頭の息子、娘などを脂でにごった魚みたいな眼で満足げに見やりつつ、フランス産のぶどう酒を飲み、蒸した蟹や鱒などをいやいやつついていた。「……チョーヨーイだな」「チョーヨーイだよ」「ほんとにチョーヨーイだね」「まったくだ」「チョーヨーイだよ」私と秋元キャパはアルジェ産のまずい赤ぶどう酒をすすりつつ、こそこそといいかわした。これはベトナム語の〝ニチェヴォ〟であり、〝没法子〟である。腹がたったとき、どうしようもないとき、しくじったとき、こんちきしょうといいたいとき、ああ、ヤレヤレと嘆息をつきたいときにベトナム人がもらす言葉である。フッと肩で吐息をついて、〝チョー〟とのばし、〝ヨーイ〟と口のなかでつぶやくと、みごとに感じがでる。これくらいいまのベトナム人の気持を代表する言葉はない。すべてがこの一語にこもっている。絶望、憎悪、舌うち、呪い、悲痛、すべて言葉になろうとしてなりきれぬまま口のなかにおしもどされる言葉が、この吐息まじりの一語にこもっているのである。あらゆる瞬間に使える言葉なのである。”『開高 健 電子全集7 小説家の一生を決定づけたベトナム戦争』(開高健 著) より

チョーヨーイ。

一度聞いたら一撃で覚えられそうな、どことなく可愛いげのある…それでいて哀愁漂うフレーズではなかろうか。はじめて読んだとき、しばらく頭に焼き付いて離れなかった。

ちなみに、この言葉と似た言葉を無理やりご紹介したい。わたしが暮らす新潟という土地には「やいーっや」という美しい感嘆詞が存在する。少々乱暴かもしれないが、チョーヨーイと似たような意味を持つ言葉と言ってよいと思う。あらゆる瞬間に使えるユニバーサル・フレーズである。とりあえずコレ言っとけば間違いないという。中年以上の新潟ネイティヴは、頻繁に繰り出す。もし新潟を訪れた際は、ぜひ一度使ってみていただきたい。天気が悪い日にバス停で新潟人と一緒になったときなどに呟いてみてほしい。グッと距離が縮まるはずだ。

地元の方とコミュニケーションをとるには、その土地で脈々と伝わる言葉を使うに限ると思う。イギリスの「Bloody Hell(ちきしょう、なんてこったい)」しかり、台湾南部の「歹勢(パイセー、ちょっとすんまへん)」しかり。ちょっとばかり汚い言葉であることも望ましいと思う。ぶん殴られたらそれまでであるが、2017年現在、その経験は無い。

閑話休題。ベトナムの人たちは果たしてこの美しき言葉を使うのか?というのを、ぜひ調べてみたかったいうのが動機だったのだ。上記のとおり、愛する郷土の感嘆詞と似ているとの勝手な思い込みもあり、絶対に確かめてみたいことであった。

巨匠が訪れたのは戦時下で、わたしがいま居るのは年率約7パーセントもの成長率を叩き出す高度経済成長中の国。まったく真逆とも言うべき状況下だが、果たして。

あらゆる人々のるつぼ、ゴッタ煮、闇鍋と化す市場は金銭取引だけでなく雑多なコミュニケーションをも加速する。言葉が通じようが通じまいが、濃厚なやり取りが交わされるに違いないと思ったわたしは、ベンタイン市場でさっそく取材を敢行する。つれない客に、吐息のように漏らす人なんかもいるんじゃないかしら。

が、しかしである。なかなか出てこない。誰も彼も、言わない。あれ。

そうか、やはり戦争中特有のフレーズであったのだ、それはそれで全然良いことじゃないかと勝手に納得をしてしまう。

しかしだ。ここで引き下がっては男が廃る(?)と思い、自分で言ってみることにした。チョーイヨーイ。

その機会はすぐに訪れる。試しに数本、ホテルで飲む用の水分(ビール)を買うことにしたので、ビール売り場のおばちゃんに話しかける。案の定なのか、想像をはるかに超えた、という表現がいいのか。どちらが適切かはわからない…絶妙に出しにくい金額を提示しなさるではないか。やいーっや、参ったな、おばちゃんよ(哀)。

気を取り直し、巨匠のアドバイスを忠実に守り「フッと肩で吐息をついて、〝チョー〟とのばし、〝ヨーイ〟と口のなかでつぶやく」と、見事に通じた模様で、爆笑されてしまった。バンバンわたしの背中を叩いている。「しょうがないねえ」とばかりに、なんと1本オマケしてくれるではないか。しかも、相当ディスカウントしてくれているとみえる。まあ、それでも他の店に比べると割高だったが、とやかく言うのは野暮ってもんでしょう。

シンチャオ(ありがとう)と言い、笑顔のおばちゃんにケツを叩かれた後、ぬるいビールを3+1本、バッグに仕舞う。

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今回の旅は、開高健の足跡を辿るという目的もある。初日の出だしとしては上々である…ということにしよう。

さて、気がつけば昼だ。次の目当て、フォーでも食べよう。通りの反対側には、いかにも美味そうなお店が待ち構えていたのだから。(続く)

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[:ja]【お仕事報告】TURNS vol.21 特集「オススメ移住地2017」佐渡[:en][Works] TURNS magazine, Vol. 21 “Sado island”[:]

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今号のテーマは「編集部が選ぶ、移住したい旬のエリア」。私は新潟県佐渡市の取材・執筆を担当させていただきました。山奥の廃校を利用して開催されるブックフェス「ハロー!ブックス」を主宰する田中藍さんを中心に、佐渡に移住し、様々な活動をされている方たちをご紹介しています。

全国の書店にて好評発売中です。

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The theme of this issue is “Recommended place for migration, editor’s choice, 2017”. In this issue I interviewed people who moved from outside the prefecture to Sado-shi, Niigata prefecture. Sado Island is a very interesting place in Japanese history. It is also a place where cultural people and aristocrats were distributed from old times. At that time the special culture they brought still remains. In recent years, migration of not only Japanese but also foreigners is increasing. It is also an area I personally pay attention to.

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[:ja]【映画】oasis:supersonic(2016)を観て(ネタバレ若干アリ)[:en]oasis:supersonic(2016)[:]

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観た日 2016年12月30日
観た場所 梅田ブルク7(大阪府大阪市)
私的評価  ★★★★★

大阪・梅田のE-MAにある映画館「ブルク7」にて鑑賞。

90年代を駆け抜け、2009年に解散したイギリス・マンチェスター出身のロックバンド「oasis」のドキュメンタリーフィルムです。

結論から言うと「いい映画」でした。ドキュメンタリーとしてだけでなく、ひとつの映画として面白いです。

映画は、バンドの結成から、その最盛期に開催された伝説の「ネブワース25万人ライヴ」までをたどっていくという内容。

製作総指揮には、バンドの中心人物であるノエルとリアムのギャラガー兄弟。それに関係者インタビューが合わさり、まるで自分もバンド・クルーのひとりであるかのような錯覚に陥るほど。臨場感が半端ではなかったです。

彼らが最も輝いていた時代である94年から96年を中心に、超音速(supersonic)で駆け抜けたバンドの、光と影を描き出しています。

「バンドのドキュメンタリー」というと、ファンだけが盛り上がる内輪ノリな作品なんじゃないかと思うかもしれません。まあ、この映画も実際そうなのかもしれませんが(笑)、少し違います。

他の音楽ドキュメンタリー映画と決定的に違うポイントは「兄弟モノ」であることなのかなと。「バンド」とは言えど実質はオアシス=ギャラガー兄弟とも言えるし、パーソナリティがまず強烈すぎる。それを追うだけで絵になるのです。

ちなみに筆者は10代からのoasisの大大大ファンなので、大きなバイアスがかかっていることは自覚しています。笑

ただ、リアルタイムで90年代を体験したわけではないです。もちろん、ネブワースにも行ったことはありません。その意味では、新鮮な視点で観れたのではと思っています。

さて、前置きが非常に長くなりましたが、映画を観て私が思ったことを中心に書いていきたいと思います。

「人生を変えたバンド!」”The band changed my life”

「俺(わたし)の人生を変えたバンドだ!」

これは、ファンがオアシスについて語るときによく出てくるワード。ファンへのインタビュー映像などでよく耳にする言葉です。

「人生を変える」とまでファンに言わせてしまう魅力は何なのか。

それは、「肯定感をもたらしてくれること」なのではないかと。

94年に発売された「Whatever」という曲があります。2002年にはSONYのCMで使われていたりと、日本で特に人気な曲です。聴いたことのある方は多いはず。

 

Oasis-Whatever

Whatever you do
Whatever you say
Yeah I know it’s alright

(訳)

君が何をしようとも

君が何を言おうとも

そう、大丈夫さ

ギャラガー兄弟風に言うならば、ファッキン・シンプルです。

小難しいことは言わず、ストレートにぶっ刺さってくるソングライター・ノエルの歌詞とメロディーライン。

それを唯一無二の、真似のできない歌声で歌い切るボーカル・リアム。

このあたりの「なんか知らんけど、聴いていると肯定感を与えてくれる」感じ。

映画全編、ずっと流れるオアシスの楽曲を聴いて、やっぱこれなんだよなと思いましたね、ファンとしては。

260万人が応募し、25万人が観たライブ

1996年8月10日、英国ハートフォードシャーのネブワース・パークでオアシスはバンド史上最大のライブを敢行。2日間で延べ25万人を集めるという、今の時代では考えられないような快挙を成し遂げました。

応募者数は、260万人。当時のイギリスの人口の4%にあたる数字らしいです。

※ピンとこないので参考までに調べたら、大阪市の人口は2,691,185人(2015年)だそうです。総人口が違うので比較にはならないですが、大阪市民のほとんどが「これ行きたいねん」と殺到する数字と考えると…すごい。

ノエルは「This is history(これは歴史だ)!!」と絶叫しましたが、まさにロック史に残る偉業を成し遂げたのです。

公開された2016年は、ちょうど20周年にあたる年。

インターネットが世界を席巻する直前の時期です。

その時期にこれだけの人たちを集める…その勢いについてもしっかり描かれています。

人はみな、悪党に憧れる。ロックスターのクレイジーさ

セックス、ドラッグ、ロックンロール!

ロック、とくにギターロックが下火になりつつあった90年代。その時代に颯爽と、超音速(supersonic)のように登場し、ロックスター街道をばく進していったオアシス。あの時代にこの言葉がこれほど似合うバンドがあるのかというほど、オアシスはその破天荒な言動でも注目を集めました。

ロックスター特有のハチャメチャ感、クレイジーさが

古今東西、人はみな、一度は悪党に憧れる(はず)。

自分には到底できない、ぶっ飛んだ生き方をしている人間に心を惹かれるーそれは江戸時代の日本人もそうだったし、90年代のイギリスでも同じ。20世紀はロックスターが憧れの頂点に君臨していたと思います。

親世代はビートルズであり、ローリングストーンズだったのが、我々にとってはオアシスだったと。

「俺らのスター」だったのです。「俺らにとってのビートルズ」だったわけです。

そして、「手の届かない高い存在」ではなく「そのへんに居そうな兄ちゃんたち」だというのがミソ。

バンドっていいよね!感

バンドをやっている(もしくは、やっていた)方には特におすすめしたいです。

メンバーを探し、スタジオに入り練習し、ライブハウスのステージに立つ。その一連の流れを通して得られる、あの独特の高揚感、仲間との一体感を自分も共有できている…映画を観ていると、不思議とそんな感覚になります。

バンド(っていうかあの2人)の緊張感もしっかり描き出す

oasisは2009年に解散しました。その原因は、リアムとノエルの兄弟喧嘩。

ドSで毒舌、コントロール・フリークなお兄ちゃん、ノエル。

「The・三男坊」、自由奔放・やんちゃなリアム。

両方、武闘派です。しかも、労働者階級出身の、ほとんどフーリガンみたいな人たち。このふたりが組んでぶつからないわけがないのです。心の底ではお互いをリスペクトし合いつつも、事あるごとに衝突を繰り返していました。

「モニターの調子が悪い!」などと言ってライブをバックレるリアム。そのプロ意識の低さにブチギレ、ボーカルのいないステージで代わりに歌い、唖然&騒然とする観客に頭を下げるノエル(その後、楽屋で弟を罵倒、からの殴り合い)

18年間の活動中、世界中で何度も見られたこんな光景(ちなみに、福岡では2回も兄弟喧嘩が発生)。

「いつ解散してもおかしくない感」はファンの共通認識だったと思います。それがついに起こってしまったのが2009年でした。

こうしたバンドの緊張感も作中に散りばめられています。

映像のつくりが秀逸

監督はマット・ホワイトクロス。長編映画のほかにコールドプレイ、ローリングストーンズ、JAY-ZなどのPV制作も手がけているとか。脇を固めるのは、エイミー・ワインハウスの生涯を描いたドキュメンタリー「AMY」でアカデミー賞を受賞したアシフ・カパディア。

なるほど、つまり「音楽の映像」を知り尽くしている人物が作っている映画なわけで、その手腕が遺憾なく発揮されているのです。

まずはテンポの良さ。

この辺は、数分という限られた表現時間の中で映像をつくるPV制作のテクが凝縮されている。そう感じました。各シーンが絶妙な長さで、飽きさせない上手いつくり。

かと言って情報の密度が少ないかといえば、そんなことはまったくない。「よくこれだけの情報量をまとめあげたな…」と驚嘆しました。なんでも総取材時間は数百時間にも及ぶそうです。リサーチャーを雇って情報の整理から始めたとか。

次に、手書き風のイラストを切り貼りしていくかのようなエフェクトが差し込まれているところ。これがまた良いのです。小気味好く当時の出来事を伝えてくれる、観ていて楽しい仕掛けでした。

凄まじいまでの情報量を視覚で一気に伝えてくれます。

関係者は、あえて声だけでの出演。写る姿は当時の映像で

これ、地味にすごいポイントなんじゃないかと思いました。すごーくよく考えられているのでは。

昔を回想するドキュメンタリーとなると、イケていたロックスターも今や昔…もはやただのおっさんじゃん!となりがちです。そんでもって、彼らが「あのころは良かった」と昔話を続ける…という構図になりがち。

ところがこの映画は、ノエル、リアムを含めた関係者全員が、声のみの出演であり、映像で映し出されるもは当時の姿だけ。これが全編にわたり徹底しているのです。

まあ、いいんですよ。「あの頃」と姿が変わってしまうのは自然の摂理なので仕方がない。けれど、ロック界隈に関しては、正直ちょっとガッカリ感が出てしまうのは否めない。「え、いまもうこんなおっさんなの…?」というインパクトがデカいのです(まあ、書いているこの私もおっさんなのですが…笑)

あくまでも「当時の空気感を観客にも体験してほしい」という制作側の思いが感じ取れました。

喧嘩別れしても残る兄弟愛

これが最大のテーマ、見せどころだったのかも。

喧嘩別れしたはずなのに、出てくるのはお互いへの賞賛の言葉がほとんど。発言だけピックアップすると、「仲直りするのでは?」と思ってしまう。

が、しかし。事はそう単純ではないという…。

お互い認め合い、愛し合いつつも、ふたたび一緒になることはもうない、まさに悲劇と言うべきなのかも。

このあたりは、彼らの両親との関係性を交え、これまでになく鮮明に描かれています。母であるペギーさんが登場し、育った過程を克明に語っていたのが印象的でした。

アル中で毎日暴力を振るっていた父親の影響(ノエルはそれが原因で心を閉ざし、ドラッグや盗みに手を出すようになってしまう)、母親の愛に対する兄弟同士の嫉妬…。

観ていて色々と想像してしまい、何度か涙しました。

究極にファン思いなノエル、リアム

劇中に何度も出てくるのは、自分たちの曲を聴いてくれたファンへの感謝の言葉。詳しくは劇中で実際に聞いてみてほしいと思います。昔からのファンの方は、もしかするとビックリするかも(とくにあのツンデレ毒舌兄貴が実にストレートな言葉で感謝を表現しています)。

傍若無人に振る舞い、罵詈雑言を撒き散らすワーキングクラス・ヒーローの口から発せられる、温かい言葉たち。

たしかに彼らはハチャメチャなロックスターではあったけれど、ファンのことを愛していたし、大事にしていた。

もはやロック史に刻まれた伝説のバンドとなったオアシス。けれども、なぜだか不思議と「過去のバンド」にはならないのです。

解散しても、ファンのことを考え続けてくれているんじゃないか。映画を観終わった後、真っ先に思ったことは、これでした。

この映画は、いわばファンへのプレゼントなんじゃないかと。私はそう結論づけました。

ツンデレ兄貴は「いや、違うな。カネのためだ」とか言いそうですが…(笑)

以上、なんだか熱が入り、長くなってしまいましたが(汗)、「oasis:supersonic」の感想でございました。

ここまでお読みいただいた皆様、ありがとうございました。

oasis:supersonic

ちなみに海外ではもうDVD化

国外では既にDVD・Blu-rayが発売されているようです。「地元の映画館でやっていない!」「マンチェスター訛りの英語を解読できる」という方は、購入してみてもいいかもしれません。

 

 

 

 

 

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On 30th December 2016, I saw the movie “oasis: supersonic (2016)” at “Umeda burg 7″in Osaka city. I really enjoyed this film. So, I would like to easily comment on this article.

It was exactly “supersonic”

This movie is focused from 1994 to 1996 which is their heyday. That time was the time when they ran through to the top with “supersonic” speed.

I do not know well about that time. Because I became a fan of “Oasis” since 1999. Of course I have not even been to Knebworth Park.

This film brings a wonderful experience for relatively new fans like me as well as being the best work for fans who want to look back on those days.

They were not just a band

Oasis was not just a band. Of course their music is wonderful, and of course the charisma of the Gallagher brothers is matched.

I think that it was “oasis” not only music, but also the way they live, the relationship with fans, and others.

Probably it was a present from Noel to fans

Noel Gallagher said in an interview what he says, “I will do something in 2016, the twentieth anniversary of Knebworth Gig.”

And in the movie, he repeatedly thanked us for words. That is also a very straightforward phrases.

Based on these, I think that he gave a present to us. With the meaning “thank you for being a fan all the time.”

It goes without saying that the creative team of this movie, including the director, has a great achievement.

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[:ja]【野球観戦レポ】新潟西ー新潟明訓[:]

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第98回全国高校野球選手権大会・新潟大会2回戦は、新潟明訓高校が9ー6で新潟西高校を下し、3回戦へ駒を進めました。

(5分で書いたので荒いところがありますがご勘弁を。間違いなどあれば修正します!)

試合展開

3回

試合が動いたのは3回。新潟明訓・廣田選手の2塁打で1点、続くサード部田選手の犠牲フライで1点。0-2と新潟明訓が先制。

4回

直後の4回表、新潟西は2、3塁にランナーを置いて6番ファースト日根くんのタイムリーで同点。すぐさま追いつき2-2。

2-2で迎えた4回裏、新潟明訓・3番栗山くんのソロホームランで明訓が勝ち越し。主将の一撃で2-3とふたたびリード。

(4回を終えて明訓はピッチャー廣田選手→大藪選手に交代)

6回

6回の表、新潟西は7番の笠原君の二塁打で同点。直後にスクイズで逆転!4-3。

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その裏の新潟明訓、4番・秋葉選手のソロ弾ですかさず同点!ヤクルトの山田哲人選手を参考にしているというバッティングで、レフトスタンドに叩き込みます。なんだか打球の運び方も似ていました。さらに高橋、部田両選手がタイムリーで続き、明訓逆転!新潟西4-6新潟明訓。

7回

続く7回裏、キャッチャー中村君のタイムリーで明訓が2点追加。4-8とリードを広げる。このイニング、新潟西のセンター平野選手がすばらしい守備をみせます。明訓・栗山選手の左中間に抜けようかという当たりをダイビングキャッチ。これ、超好プレーでした。(個人的に今試合のベストプレー!)

8回

8回表の新潟西、一死満塁から押し出しで1点返す。5-8。

9回

明訓高校、ピッチャー交代。大藪投手に代えて高津投手がマウンドへ。

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高津投手…そう、現ヤクルトスワローズ一軍投手コーチ、高津臣吾元投手の息子さんです。フォームも雰囲気もかなり似ているし、スライダーやシンカー(!)を1球1球織り交ぜての投球は、やはり、どうしてもヤクルト黄金期のセットアッパーを彷彿とさせますね…!ちなみに筆者はその頃12歳くらい。野球少年でしたので胸熱だったのは言うまでもありません。。!

さて、試合に戻ります。最終回、冷静にボールを見極め、反撃につなげようという新潟西。高津投手は少し投球の乱れもあり、ランナーをため満塁に。結局、押し出しで1点失うもその1点のみにとどめ、6-9でゲームセット。

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感想

予想以上のシーソーゲームになりましたが、要所要所でキーマンが仕事をした見どころの多い試合だったのではないかと思います。とくに明訓の主将・3番栗山選手、4番の秋葉選手は、「ここぞ」という、欲しいところで揃ってホームラン。

新潟西高校は、取られたらすぐ取り返す!という気合・気迫を感じました。選手だけでなくベンチやスタンドからも。さらに、7回、点差が開きかけた状況での平野選手のダイビングキャッチなど、諦めない姿に感動しました。

観ている方も面白い、好ゲームでした。新潟明訓、新潟西の両チームの皆さん、ありがとう!

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[:ja]ブラウン モバイルシェーブM-90[:en]Braun Mobileshaver M-90[:]

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ブラウンから発売されている携帯用髭剃り。かれこれ数年、これを愛用しています。使い始めたきっかけは、高城剛さんのメルマガでした。

これの最も優れているところは、ズバリ「1台で完結すること」。

ほかの多くのモバイルシェーバーですと、本体の他にカバー、充電器、掃除用ブラシ…と、さまざまなものを同時に持ち歩く必要があります。

このM-90は、写真の通りカバーが一体型になっており、ロック機能も果たしています。

また、単3乾電池2本で駆動するので、充電器は必要なし。

本体の最下部にはブラシが収納されていて、適宜取り出して掃除することができます。

細かいことかもしれませんが、こうしたギミックによって荷物が減ることって、思っている以上に大きなことだったりします。

水道で洗えるウォッシャブル仕様
水道で洗えるウォッシャブル仕様

ネックなのは、替え刃が使えないこと。M-90用の替え刃がブラウンからは出ていないのです。ちなみに高城剛さんは、切れ味が悪くなったらゴッソリ買い換えているそうです。そもそもM-90自体が通常の髭剃りの替え刃と同じくらいの値段なので、思い切って買い換えるのは大アリだと思います。

私は仕事柄、いろいろな場所に足を運びますので、こうした商品の存在は、超がつくほど助かりますね。

Link >>ブラウン メンズシェーバー モバイルシェーブ M-90 携帯用 1枚刃 お風呂剃り可

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Perfect for Travelers, Nomad workers

The M-90 is a recommended shaver for a traveler. This shaver is particularly recommended for you with many business trips. This is because it is driven by a dry cell. There is no battery worry. And, there also has a trimmer on lowermost part of the main body.

I always carry this item in my bag.

 

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[:ja]【お仕事報告】柏崎市「社会福祉法人ロングラン」様 求人情報[:en]Works: Writing FUKUSHIGOTO (フクシゴト), employment information website[:]

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2017新卒向け福祉をとことん楽しむための求人サイト「フクシゴト」、社会福祉法人ロングラン様の求人情報を担当させていただきました。

竹谷担当:取材・撮影・ライティング

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https://fukushigoto.f2f.or.jp/search/253

 

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[:ja]【お仕事報告】「TURNS WORK」snow peak様 求人情報記事制作[:en][Works]”TURNS”website: Job advertisement of snow peak Co.[:]

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人、暮らし、地域をつなぐ 移住・田舎暮らし情報サイト「ターンズ」WEBサイト

「はたらいてみる」のコーナー、新潟県三条市snow peak様の求人広告記事を担当させていただきました。

こちらからお読みいただけます。是非、御覧ください。

 

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http://www.turns.jp/works/108

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[:ja]【お仕事報告】「TURNS」 vol.16[:en][Works] Japanese Magazine “TURNS” Vol.16 [:]

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TURNSvol16【お仕事報告】
「人、暮らし、地域をつなぐ。 TURNS(ターンズ)」誌。

TURNS Vol.16にて、今回は三条市・Snow peak様を取材させていただきました。
竹谷執筆記事の掲載はp38〜のミニルポ記事「Hello!新しい自分、新しい暮らし」です。

今号では、様々な想いを抱いて住み慣れた街をはなれ、新しいフィールドに活躍の場を移した方たちにフォーカスを当てています。

雪深い2月の三条市「Snow peak Headquarters(スノーピーク本社)」にて、東京から新潟へと移住した社員さんからお話を伺ってまいりました。

「TURNS Vol.16」は全国の書店にて好評発売中です。
ぜひ、お買い求めください。

人、暮らし、地域をつなぐ「TURNS」

http://www.turns.jp/news/745

 

 

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 TURNSvol16

“TURNS”  is the Japanese magazine, which paid attention to a person who emigrated from the city to the country.

I have written an article for this magazine several times.

I am in charge of coverage of the reportage with this issue.

http://www.turns.jp/news/745

 

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[:ja]竹谷純平って誰?(仕事編)[:]

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簡単に言うと、こんなことを生業としています(2015年5月現在)。

1.ライター

7:3=WEB媒体:紙媒体の比率でライティングのお仕事をさせていただいております。固い文章、カジュアルな文章問わず、名前がクレジットされるされないを問わず、日々ひたすら何千字も書かせていただいています。幸せなことです。企業では計5年近くWEBライティングを担当してきまして、その経験を活かして活動しています。

2.WEB制作

おもにディレクションがメインになってきていますが、WEBサイトの制作をしております。基本的には案件ベースで数人のチームを組んでいます。自治体のキャンペーンサイトなど様々なサイト制作を経験。

3.サイト運営

サイト制作と被りますが、サイト制作が請け負いベースであるのに対して、こちらは比較的自分でコントロールしているものです。ECサイトなど、様々なサイトを運営しています。また、そのノウハウを活かした企業・個人向けの支援活動も行っています。

4.「にいがたレポ」

地域メディア「にいがたレポ」のライターとして参加しています。と同時に、運営サポートとしても関わらせていただいています。思えば「にいがたレポ」に参加してから色々な方々と知り合うことができ、知られざる面白スポットにもめぐり合うことができました。仕事につながるような出会いがもたらされたり、実利的な面でも「やっていてよかった」活動です。運営に参画している身なので若干ステマっぽくなりますが…(笑)

以上を、新潟に住みながら基本的にひっそりまったりと、でも誇りを持ってやらせていただいています。

お問い合わせ

上記の業務に関しまして、価格等は厳密に決めておりません。案件ベースでご相談させて頂ければ幸いです。

詳しくは、下記よりお気軽にお問い合わせ下さい。

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I got started my website!junpeitakeya.comはじめました。

I got started with “junpeitakeya.com”!!

I’m afraid my expressions may be rude or hard to read, because I’m not so good at English. But please be patient! I will try hard to learn English!

JT

junpeitakeya.comというサイトを立ち上げました。

竹谷純平の、竹谷純平による、竹谷純平のためのサイト…にはせず、そこそこ世の中のためになるような空間を構築できればなあ。

…などというゆるい野望を抱きながら、ぼちぼち書いていこうと思います。色々と。

どうぞよろしくお願いします。

JT