A.天気の表現感覚です。
空のほとんどが真っ白な雲に覆われているにもかかわらず「晴れ」と主張する人に出くわすことがしばしばあります。越後の人間には、いささか倒錯した独特な感覚があるような気がします。
かく言う私も、生粋の越後人です。20代半ばになるまで「普通の天気感覚」なるものを知りませんでした。
東京在住のころ、当時お付き合いしていた方(千葉県出身)から「あなた、変!」と言われて初めて気がつきました。「これのどこが晴れなのよ…」と。少し靄のかかった空を見上げ、私は本気で「いい天気だなあ」と思っていたのですが、彼女は「何かの皮肉なのではないか」と思っていたようです。
それはさておき、新潟は画家や漫画家など、優れたアーティストを輩出していますが、この独特な天気感覚と決して無関係ではないような気がしています。
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