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「単独飛行」
「卒業したら社会に出て、遠くて素敵な場所に行きたい」 「ロアルド・ダール」と聞いて、多くの人が思い浮かべるのは「チャーリーとチョコレート工場」「マチルダは小さな大天才」のような児童文学作品かもしれない。しかし、ダールにはもう一つの顔がある... -
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『移動祝祭日』 E.ヘミングウェイ|土曜文庫
あなたは私のものだ。全パリも私のものだ。 ――もしきみが幸運にも青年時代にパリに住んだとすれば、きみが残りの人生をどこで過そうともパリはきみについてまわる。なぜならパリは移動祝祭日だからだ。1920年代パリの修業時代を描くヘミングウェイ61歳の絶... -
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「パリ・ロンドン放浪記」(ジョージ・オーウェル、岩波文庫)
オーウェルの作品の中で私が好きなのは、ルポだ。中でも最も好きなのが本作である。 英領インド帝国の植民地警察官としてビルマ(現在のミャンマー)に勤務したのち、1927年から3年間をパリとロンドンを放浪して生活していた。スペイン内戦に赴き、著者の...
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