
私のインスタグラムアカウントが、いつの間にか凍結されてしまっている。
といっても、非常事態でも、深刻な悩みでもない。むしろ、笑い話の類だ。失敗寄りの。
そもそも、最近はほとんど何も投稿もしていない状態だったので、実害は少ない。
友人から指摘されて気がついたくらいである。心ある友人からのお知らせから遅れること数時間後、運営から凍結された由のメールが届いた。
身に覚えがない
そもそも、まったく身に覚えがない。
いや、もしかしたら、ついうっかり何らかの違反投稿をしていたのかもしれない。
最後に投稿したのは、たしか5月の初頭に行ったプロ野球の試合についての投稿だ。誰かうっかり写り込んでいたのかもしれない(もしそうだとしたら、誠に申し訳ない。もしコレであれば笑い話などではない)。他のお客さんの顔は一切写らないようにしたつもりだし、選手の写真すら撮らなかったのだったが。。
もしくは、「あまりにも使わなすぎたから」なのかもしれない。他の方の投稿をほとんど見ない期間も長かった。決してマメな方ではないが、「いいね」もそれなりに押していた。使用頻度の少ないユーザーには冷たくて当然なのだろうし。
埋め込みコードのエラーか?
となると、考えられるのは、インスタの埋め込みに関するエラーだ。
実は、不吉な兆候があった。
私が運営するいくつかのサイトには、埋め込み用のHTMLコードを取得し、プラグイン(有名なSmash Balloon Social Photo Feed)を使い、インスタグラムの投稿を埋め込んでいるものがある。数日前、そのうち1つのサイトに、インスタの埋め込みに関するエラーが表示されていた。プラグインの更新をしたところ、エラーは消えていた。
考えられることとしては、上記の処理〜インスタグラムの運営のクロール監視作業という一連の流れに瑕疵があり、自動的にBANされたのかもしれない、というものだ。
もしこれが問題だったのなら、勉強する機会を与えられたのだと思って今後に生かしていきたい。
facebookでもこういうことがあった
実は以前、facebookでも似たようなことがあった。どうやらこの時もWebサイトに埋め込む際のコードに問題があったらしい。もう10年も前のことだ。コードも洗練されておらず、ほとんど手打ちのお手製コードのようなもので埋め込んでいたのだった。しかし、厳密な原因はよくわからなかった。よくわからないうちに凍結され、気が付かぬうちに解除をされていたのだ。ユーザーに対する凍結理由の明示は義務ではないので文句の言いようがない。
モヤモヤする…
なんだか、変に疲れてしまった。モヤモヤする。
コーヒーを淹れ、一息ついているのだが、ふと「正直、こんなものに翻弄されるのは馬鹿馬鹿しいな」と思ってしまった。心の底から漏れ出てきた声のような気がした。申し訳ないのだが。
解除のために、異議申し立てを行ったのだが、その際のフローは、とても嫌な気分に十分なものだった。
「自分の顔写真と、名前、ユーザーネーム、認証コードを書いた紙を撮影し、運営宛に送信せよ」というものだ。
これは、仕組みとしては正しい。昨今の世の中においては極めて真っ当なフローである。meta社に限らず、こうした行程を踏ませる会社は増えていると聞く。健全なサービス運用のためには必要なことなのだと理解している。
しかし、正しくとも、私の心と脳は追いつかない。なんというのだろうか。個人情報を書いた紙を手に持ち、写真に収まる自分。相手は見えない。「俺は犯罪者なのか」と脳が誤認をしているような気持ちになってしまった。
そもそも「貴殿に何らかの違反があったと思われる。よって凍結措置を取る(意訳)」というメールを受け取ること自体、ヘルシーな体験ではない。
同時に「無料(タダ)より高いものはないのだ」とも思う。無料で使わせていただいているので、文句の言いようがない、meta社の言い分が正しい。
潮時なのかもしれない
「しかし」続きでもうひとつ。「異議申し立てを受理する前に、警告なども一切なく(文字通り)問答無用で強制凍結する」という姿勢には、首をかしげざるを得ない。
そもそもSNSから遠ざかって久しいので、「そろそろ完全にやめる潮時なのかもしれないなー」などと考えた次第。こういうことに翻弄されている時間が勿体無い。その時間で本でも1冊読めそうだ。
もちろん、素晴らしい出会いもあったし、素敵な写真に心を癒されたことも1度や2度ではない。
通信インフラとしても多少なり機能している。なんだかんだで使いやすいのは事実だ。
しかしこの10年ほどというもの、この界隈はマイナスな方向に進んでいるように思えてならなかったし、そろそろ本当の潮時なのかもしれない。
もし、「インスタで連絡したのに返事がない。ふざけるな」という方がいらっしゃいましたら、今後は当サイト宛にメッセージをいただければ幸いです。
junpei.takeya(アットマーク)gmail.comまでお願いいたします。
散文に最後までお付き合いいただいた貴方(貴女)、ありがとうございます。